中国外務省、安倍元首相の台湾発言で日本大使に厳重抗議 大使側は反論も
12月 02, 2021 22:12 Asia/Tokyo
「台湾有事は日本の有事」などとした安倍晋三元首相の発言をうけ、中国外務省は1日水曜夜、日本の垂(たるみ)秀夫大使を呼び厳重抗議しました。
中国・新華社通信によりますと、中国外務省の華春瑩外務次官は1日、日本の垂大使に対して、「(安倍氏は)台湾問題について極めて誤った発言を行い、中国の内政に乱暴に干渉した」と非難した上で、「国際関係の基本原則と中日間の四つの政治文書の原則に重大に違反した。日本は台湾問題について口出しする資格はない」などと厳しい口調で抗議しました。
朝日新聞によりますと、一方の垂大使は、「政府を離れた人物の発言は、政府として説明する立場にない」とした上で、「日本国内にこうした考え方があることを、中国側も理解する必要がある。中国側の一方的な主張については受け入れらない」などと反論しました。
安倍晋三元首相は1日、台湾のシンクタンクが主催したオンライン講演会に招かれ、その中で、「台湾有事は日本の有事だ。すなわち日米同盟の有事でもある。この認識を習近平国家主席は断じて見誤るべきではない」などと発言していました。
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