北朝鮮が今年7回目のミサイル発射
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北朝鮮が30日日曜午前7時52分頃、同国内陸部から弾道ミサイル1発を東方向に発射し今年に入ってから7回目となるミサイル発射を行いました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
1月 30, 2022 15:53 Asia/Tokyo

北朝鮮が30日日曜午前7時52分頃、同国内陸部から弾道ミサイル1発を東方向に発射し今年に入ってから7回目となるミサイル発射を行いました。

韓国・ヨンハプ通信によりますと、韓国軍の合同参謀本部は、「北朝鮮が30日午前7時52分ごろ、北部のチャガン道(慈江)ムピョンリ付近(舞坪里)から日本海に向けて発射した。高度はおよそ2000キロに達し、飛行距離はおよそ800キロで、通常より角度をつけて高く打ち上げる『ロフテッド軌道』での発射だったとみられる」とし、アメリカ軍とともに詳しい分析を進めています。

NHKによりますと、岸田首相は首相官邸を出る際、記者団に対し「弾道ミサイルだと聞いている。国連安保理決議違反であり強く非難し、抗議した。現在のところ、わが国の船舶、航空機に被害があるという報告は受けていない」と述べました。

松野官房長官は30日午前9時すぎ、臨時の記者会見を行い、北朝鮮から30日朝弾道ミサイル1発が発射され最高高度はおよそ2000キロメートル程度に達し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側に落下したと推定されると明らかにしました。

「政府は総理大臣官邸の危機管理センターに設置している官邸対策室で、関係省庁で情報を集約するとともに、緊急参集チームを招集し、対応を協議した」と述べました。そして「国民の生命・財産を守るため、引き続き、情報収集・分析および警戒監視に全力をあげ、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には速やかに公表することとしたい」と述べました。

また、岸大臣は「北朝鮮は特にことしに入ってから、巡航ミサイルの発射を含めればにも及ぶかつてない高い頻度で、新たな態様での発射を繰り返している。昨今の北朝鮮による核・ミサイル関連技術の著しい発展は、だけではなく、昨今の北朝鮮による弾道ミサイルなどのたび重なる発射は、わが国を含む国際社会全体にとっての深刻な課題だ。このような烈度の高い弾道ミサイルの発射は関連する国連安保理決議に違反するものであり、強く非難する」と述べました。

北朝鮮の政府関係者はこれに先立ち、「わが国には、武器実験および防御力強化という正当な権利を有している」と述べています。

北朝鮮は2006年以来、度重なる国連制裁を受けているにもかかわらず、地域での米軍の脅威に対抗するための軍事力の強化を主張しています。

北朝鮮は、米国が北朝鮮政権の打倒という敵対的な政策を止めない限り、ミサイルと核計画を放棄しない、と表明しています。

 


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