中国外務省、「米国務省は中国とソロモン諸島に対してダブルスタンダードを採用」
May 05, 2022 20:07 Asia/Tokyo
中国外務省の趙立堅報道官が、同国とソロモン諸島の安全保障に関する協力に対して米国とオーストラリアはダブルスタンダードを採用している、として非難しました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、趙氏は5日木曜、記者会見し、ソロモン諸島の首相の声明はすべての太平洋島嶼国の共通の声だと指摘しています。
また、「安全保障分野における中国とソロモン諸島の一般的な協力は、舞台裏のゲームのために小さなブロックを形成することによって地域に摩擦や軋轢を生み出し、また軍拡競争をエスカレートさせるために軍事同盟をつくり、核兵器拡散のリスクを高め、ブロックの対立を扇動している個々の国の慣行とは異なっている」との見解を示しました。
総人口70万人弱のソロモン諸島は2019年、アメリカの政府高官の度重なる訪問にも係わらず、台湾と関係を断絶しました。
協定をめぐっては先月24日、草案とされる文書が流出しました。
中国外務省の報道官によれば、同国とソロモン諸島の安全保障面での協力の目的は、同諸島の社会安定の強化、長期的な和平や安全の確立であり、この合意は、ソロモン諸島と南太平洋地域の共通の利益に沿ったものとされています。
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