イランの探査衛星用ロケットゾルジャナーフが2回目の打ち上げに成功

イランの探査衛星ロケットとなる「ゾルジャナーフ」が２６日日曜、2回目の打ち上げが成功裏に実施されました。

イラン国防軍需省航空宇宙部隊のホセイニー報道官はこれについて、「３段式のこの衛星打ち上げロケットは技術面で、世界最新鋭の衛星ロケットとの競争力がある。この衛星の１段目と２段目は固形燃料が、３段目が液体燃料となっている｣と述べています。

しかし、米ホワイトハウス報道官はイランのこの衛星打ち上げを批判し、「このような措置は有効ではなく、不安定さを引き起こす」としました。

また、「イランの弾道ミサイル計画の推進を防ぐべく、制裁やその他の措置を講じる」と表明しています。

ゾルジャナーフは、複合燃料を使用する３段式の探査用衛星ロケットです。

イルナー通信によりますと、技術の定着および、衛星の正しい作動の保証により、ゾルジャナーフは500km上空の地球周回軌道に最大220kgの物体を打ち上げ、投入させられるということです。

ゾルジャナーフは２０２０年に初めて、イラン国内において最強の固形燃料エンジン技術獲得を目的に、試験・査定評価にかけられていました。

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