イランで、8月30日はテロとの戦いの日
(last modified Tue, 30 Aug 2022 09:40:37 GMT )
8月 30, 2022 18:40 Asia/Tokyo
  • イランのラジャーイー氏とバーホナル氏
    イランのラジャーイー氏とバーホナル氏

イラン暦シャフリーヴァル月8日に当たる西暦の8月30日は、テロとの戦いの日に制定されています。

1981年8月30日、当時のイランのラジャーイー大統領とバーホナル首相が閣僚数名とともに首相官邸で爆弾テロに巻き込まれ、殉教しました。

この爆弾テロは、反イランテロ組織MKOモナーフェギンにより実行されたものです。

イランイスラム革命が勝利した1979年以来、同国全域でこれまでにMKOの様々なテロ攻撃で、市民や政府当局者1万7000人以上が殉教しました。

MKOのメンバーらはその後、イランからフランス・パリへ逃亡し、そこからもイラクに移動し、拠点を設置しました。当時のイラク旧バアス党政権はMKOを同国のクルド人市民の大量殺戮に使用し、これにより子供と女性を含む数千人が殺害されています。

同テログループはアメリカがイラクを攻撃した後、アメリカの支持を受け、しばらくしてアメリカとイギリスのロビー活動により、一部の約束をされ、アルバニアに移動し同国で自由に活動しました。

西側諸国の妨害行為にも拘らず、イランは世界で万人が認める強力なテロ対策国となっており、現在この戦いにおいて近隣諸国を支援するとともに、この分野で活動する国際機関とも誠実かつ賢明に協力しています。

 


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