イラン外相、「イスラエルによる占領問題はパレスチナ国民投票で解決可能」
9月 25, 2022 18:20 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、「西アジアにおける長年の対立や占領の問題は、イランの民主的なイニシアチブやパレスチナでの国民投票の実施により解決され、パレスチナの本来の住民は自らが思惑とする統治体制を決定できる」と述べました。
イルナー通信によりますと、パレスチナのための非同盟諸国外相会議が24日土曜、第77回国連総会の傍らで開催されました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの会議で、「残念ながら国際社会の沈黙と人権団体の受け身的な姿勢により、パレスチナ全土は憂うべき状況に直面しており、パレスチナ国民はかつてないほど、シオニスト政権イスラエルによる残忍な政策や占領、封鎖、攻撃、拡張主義といった耐え難い、非人道的な状況に置かれている」と述べました。
その上で、「アパルトヘイト的なシオニスト政権により、パレスチナ国民の生存権、黙秘権、労働権といった基本的権利が侵害され、新たな入植地建設、強制移住、財産没収、農地の破壊、若者・子供の拘束といった事例が日増しに増えている」としました。
また、「シオニスト政権は各国の世論において、これまでにないほど犯罪・アパルトヘイト政権として認識されている」とし、「近年は、国際人権機関によるイスラエルへの人権状況への批判が増えており、そのような機関の多くがシオニスト政権をアパルトヘイトの例とみなしている」と述べました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相は、「イランの立場は、この重要な国際組織のメンバーが本格的にに決意すれば、パレスチナ国民の権利の回復に必要な基盤を整えることができる、というものだ」と語りました。