イラン外務次官、「一方的制裁は世界最大の組織的人権侵害」
11月 03, 2022 17:03 Asia/Tokyo
イランのバーゲリーキャニー外務次官は、テヘラン駐在の各国大使との会議で、「アメリカによる違法な制裁をはじめとする一方的な敵対措置は、最大の組織だった人権侵害計画だ」と述べました。
バーゲリーキャニー氏はこの席で、「圧政的な制裁は、世界における最大の組織だった人権侵害計画である。アメリカはその計画の長であり、西側諸国の多くは実行者だ」と述べました。
2日水曜のこの会議は、先週にイラン南部シーラーズでテロ組織ISISが起こしたテロ事件や、ここ数週間続く国内での暴動に関して説明し、事実に基づいた正確な話を駐テヘラン外交官らに伝えることを目的に開かれました。
バーゲリーキャニー氏はさらに、「シーラーズでのテロ攻撃は、イランが地域のISISによる過激暴力行為・テロ行為に対して断固として抵抗している道が正しいことを証明した」と述べました。
そして、「この攻撃は、地域や世界がいかに(革命防衛隊ゴッツ部隊前司令官で2020年1月に米軍により暗殺された)ソレイマーニー氏のテロ対策に負っていたかを示した」と述べました。
また、テロに対する西側諸国の二重基準について、「一部の西側諸国は今回のテロ攻撃について嫌悪を示さず、それどころか明確な非難を口頭ですら行わなかった。また、この事件で両親や兄弟を失った子供に対しても同情を見せなかった」と述べました。