イラン外務省報道官が、オーストラリア首相の内政干渉的発言に反発
(last modified Wed, 16 Nov 2022 08:52:29 GMT )
11月 16, 2022 17:52 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、同国内の情勢に関してオーストラリアのアルバニージー首相が行った発言に対し、「オーストラリア首相は、間違った情報に基づいて間違ったアプローチを取った。これは両国関係に役立たない行動だ」と述べました。

アルバニージー首相は、イランの国内情勢に関して内政干渉的な発言を行い、暴徒への支持を表明しました。

キャンアーニー報道官はこの発言をめぐり、「我が国は、駐テヘラン豪州大使に対しても、駐豪イラン大使から同国政府に対しても、イランの国内情勢に関し、メディアの喧騒とはかけ離れた正しい話を示す用意がある」としました。

一方で、「オーストラリアは、自国の刑務所における500人の原住民殺害から難民の殺害までの人権的に多くの問題がある事案に対し、その専門的な調査を禁じており、人権について高説を垂れるには、倫理的にも最低限の正当性すら持っていない」と指摘しました。

その上で、オーストラリア政府がテロリストや分離主義者の各組織を庇護し、さらにイランのシャーチェラーグ聖廟で起きた恐ろしいテロ攻撃にも沈黙していたことは、同国が人権に対してダブルスタンダードで接している証拠であるとし、「この件に関連して、駐テヘラン豪州大使がイラン外務省に呼び出され、オーストラリア政府に対する必要な警告を伝えた」と明らかにしました。

 


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