イラン外務次官、「西側のテロとの戦い・人権擁護は偽物」

イラン外務省のバーゲリーキャニー政務担当次官が、西側が持っているテロとの戦いと人権擁護という考えは偽物であるとしました。

バーゲリーキャニー次官は22日火曜、テヘランで行われたASEAN東南アジア諸国連合加盟諸国の大使や政治使節団代表との会談において、「西側が示すテロとの戦いと人権擁護は、（その言葉の意味する）真実を欠いており、さらには、彼らが使う外交政策の道具の一部となっている」と述べました。

続けて、アジア諸国間における協力の可能性に触れながら、ASEANには経済協力促進にふさわしい能力があるとして、「経済協力は、地域に安定と平和を定着させ、外国からの地域問題への介入を排除する」と説明しました。

一方、この会談に出席したASEAN諸国の大使や政府関係者らも、二国間および多国間における協力の拡大を強調し、「ASEAN諸国とイランの間で協力を促進することは、双方の長期的利益を確かなものにするだろう」としました。

ASEANは、マレーシア、インドネシア、タイ、ブルネイ、シンガポール、ミャンマー、カンボジア、ラオス、フィリピン、ベトナムで構成されています。

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