イラン外務省報道官、「包括的協力計画実施に向けた中国との協議が継続」
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イラン外務省のキャンーアーニー報道官
イラン外務省のキャンーアーニー報道官は、包括的協力計画に向けた中国とイランの協議は継続されている、としました。
キャンアーニー報道官は9日月曜、定例記者会見を行い、「イランと中国の包括的長期協力25ヵ年計画が署名されたことは、両国の首脳らの政治的意志によるもので、この方向性で良好な措置が講じられ、それに関する相互協議も継続されている」と語りました。
また、「フランスの新聞シャルリー・エブド新聞によるイランの宗教最高権威への侮辱行為は、嫌悪や暴力の扇動、他国国民、特にイスラム諸国の国民の価値観や神聖への侮辱の明白な例だ」としました。
さらに、イランの女性の権利支持を主張する国によるこの行動に遺憾の意を表明し、「このような卑劣な行動によって、イランの国民的イスラム的価値観や神聖さだけでなく、女性の地位さえも侮辱されている」と述べました。
過去にイスラム預言者ムハンマドを侮辱した経歴があるフランスの週刊風刺誌シャルリー・エブドは最近、イランの最高指導者を侮辱する風刺画の掲載を目的に、風刺画コンテストを開催しましたが、この行動は言論の自由と称するシャルリー・エブドやフランスの政策に対する多くの批判を招いています。
また、IAEA国際原子力機関のグロッシ事務局長のイラン訪問について、「イランとIAEAの協力は今も継続されており、予定されているグロッシ氏のイラン訪問について後に発表されるだろう」としました。
なお、核合意復活交渉が課題から外れたとする米ホワイトハウスや国務省の報道官の表明について、「約束に違反し弁明するべき国は、アメリカである。核問題に関するイランの政策は透明であり、その枠組みで行動し、自らの提案内容に基づき、協議をまとめる準備がある。とはいえ、自国のレッドラインや国民の当然の権利を放棄することはない」と語りました。