イラン外相、「シリア政府への強力な支援を継続」(動画)
(last modified Sun, 15 Jan 2023 11:42:22 GMT )
1月 15, 2023 20:42 Asia/Tokyo

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、アサド・シリア大統領との会談で、「わが国として、今後ともシリアを強力に支援していく」と語りました。

国際通信イランプレスによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は14日土曜、訪問先のシリア首都ダマスカスにおいてアサド大統領と会談した際、シリアの政府および大統領の措置や勇気を信頼していると強調するとともに、「わが国はシリアの安全と進歩発展を、自らの安全や進歩と同等にみなしている」と述べています。

一方、アサド大統領もこの会談で「イランはわが国にもっとも近しい国であり、戦争時においても我々に寄り添っていた。我々はイランの支援を決して忘れ去ることはないだろう」と語りました。

また、ミグダード・シリア外相は14日夜、アミールアブドッラーヒヤーン外相と共同記者会見を行い、「両国は西側の制裁に対抗すべく、自らの経済関係を拡大する所存である」としています。

イランはシリアと戦略的な協力を行っており、テロ組織ISISの攻撃によりシリアが危機に陥った際は、同国のアサド政権を支援しました。ISISが敗北した現在、両国関係はより発展しています。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は14日夜、ダマスカスにてシリア在住のパレスチナ抵抗組織の主要メンバーや責任者らの集団とも会談し、「パレスチナと同国の聖地ベイトルモガッダス・エルサレムは、これまでどおりイスラム世界の第1の課題となっている」としました。

また、「聖地を首都とした独立国としてのパレスチナの政府が、パレスチナ全域で発足するまで、パレスチナはイスラム世界の最大の問題であり続けるだろう」と述べました。

そして、「アメリカとその同盟国は長年にわたり、オスロ合意や、新中東、大中東、世紀の取引、アブラハム協定などのさまざまな計画を次々と提起したが、パレスチナの人々と抵抗勢力はそうした計画のすべてを過去の歴史というゴミ箱に投げ込んだ」と語っています。


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