イラン外務省報道官、「イスラエルの犯罪に対する西側の沈黙は恥ずべきもの」
2月 19, 2023 17:48 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、シリア首都ダマスカス及びその近郊に対する最近のシオニスト政権イスラエルの攻撃を非難し、「シオニスト政権によるシリアの領土保全や主権への再三の侵害に対して西側が沈黙していることは恥知らずな行為である」としました。
イスラエル軍の戦闘機が19日日曜未明、占領下のゴラン高原からシリア領空を侵犯し、同国南部の一部地域を爆撃しました。
この攻撃で、イスラエル軍の戦闘機はシリア北部スワイダー県にあるレーダー基地を攻撃すると同時に、首都ダマスカス南部にある住宅も標的にし、これにより、少なくとも市民20人が死傷しています。
今回の攻撃は、シリア政府が最近同国の北部と北東部で発生した強い地震により、その被災者への救援に取り組んでいる中で行われています。
イルナー通信によりますと、キャンアーニー・イラン外務省報道官は、シリア国民に対するテロ組織ISISの先日の攻撃とそれに続き行われたシオニスト軍の攻撃に触れ、「テロリストである両者の間のつながりや連携は、彼らの本質的な絆であり、彼らは2週間前に発生した大地震の影響に苦しんでいるシリア国民の苦しみや痛みを増長させようとしている」と述べました。
キャンアーニー報道官はまた、国際社会や国連安保理をはじめとする国際機関に対し、国連の一加盟国に対するシオニスト政権の侵略に真剣かつ迅速な対応をとるよう求めています。