イラン、「イギリスの国民投票の結果を尊重」

イラン外務省が、EU離脱の是非を問うイギリスの国民投票の結果に関して、声明を発表しました。

ＩＲＩＢ通信によりますと、イラン外務省の前報道官を務めたジャーベリーアンサーリー・アラブアフリカ・担当次官は、ＳＮＳに掲載した声明の中で、「イランは民主主義体制として、イギリス国民のＥU離脱への支持を尊重し、これは、自国の対外関係の調整に向けたイギリス国民の要求に沿ったものと見なしている」と語りました。

この声明ではまた、「イランは常に、相互尊重や内政不干渉に基づいたヨーロッパ諸国との関係の拡大を求めており、イギリスのＥＵ離脱により、同国に対するイランの政策やアプローチは変化することはないだろう」と述べました。

EU離脱の是非を問うイギリスの国民投票は23日木曜に行われ、５２％がＥＵ離脱を支持しました。

イギリスは、1970年代に、当時の欧州経済共同体に加盟しました。この組織は、そのあと、名前をＥＵに改名し、その加盟国は28ヶ国に達しました。