中部ヴァルザネの伝統「ガーヴ・チャーフ」
(last modified Thu, 16 Mar 2023 07:39:15 GMT )
3月 16, 2023 16:39 Asia/Tokyo

ヴァルザネは、イラン中部エスファハーン州の東部、ヤズド州との境界にあります。

ヴァルザネに伝わる「ガーヴ・チャーフ」(「牛の井戸」の意)という伝統は、動物に井戸から水を汲み上げるようしつけるものです。

ヴァルザネに住むハージ・エブラーヒームさんは、このガーヴ・チャーフの伝統を復活させるため、数年前、南東部スィースターン・バルーチェスターン州から二頭の牛を買いました。

そして、地元の民謡を歌って牛たちに聞かせるようにしました。牛たちは少しずつエブラーヒームさんの歌声を覚え、今では歌声を聞くだけで井戸から水を汲み上げます。

こうした逸話からこの井戸は有名になり、多くの人がヴァルザネにこの井戸の見物にやって来ます。

 


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