イラン軍統合参謀本部議長「米は没落の道をたどる」
6月 15, 2023 18:18 Asia/Tokyo
イラン軍統合参謀本部のバーゲリー議長は「アメリカは没落の道をたどっており、もし、ヨーロッパなどその他の同盟国が、アメリカに対する盲目的な支持を止めなければ、同国と共に衰退するだろう」と強調しました。
バーゲリー議長は14日水曜、テヘランで開催された「世界の新たな秩序」と題する会議において、「われわれは、アメリカがイラクやアフガニスタンから撤退し、西アジアで7兆ドル以上の費用を費やしたことや、米軍が消耗したことを目撃している」としました。
また、アメリカは過去に比べてより弱体化しており、同国やヨーロッパの政府高官の表明はこのことを証明していると強調しました。
さらに、「シオニスト政権イスラエルも没落に向かっており、2006年に発生したレバノンのヒズボッラー勢力との33日にわたる戦争で敗北してから、様々な分野で根本的な問題に遭遇し、同政権の占領行為に対抗しているパレスチナ国民及び抵抗勢力は権力の頂点に達し、パレスチナの解放に向け進展している」と語りました。
バーゲリー議長はまた、「イランの抑止力は、近隣諸国との友好や、アメリカの理不尽なやり方に対抗する上でよい盾となっている」とし、「近隣諸国との関係や友好を発展させ、他国の領土や利益に狙いをつけないというわが国の決定的な政策は、友好国にとってイランの可能性を利用するために必要な下地を整えている」と述べました。
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