イラン外相、「我が国はウクライナ危機で政治的解決策を提案」
(last modified Sun, 25 Jun 2023 11:38:25 GMT )
6月 25, 2023 20:38 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とデンマークのラスムセン外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とデンマークのラスムセン外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、ウクライナ戦争に対する自国の姿勢を説明し、「我が国は戦争に反対しており、今回の危機については政治的解決策を提案した」と述べました。

イランは、ウクライナ戦争開始以降も、世界のどの地域の戦争に対しても反対の姿勢を示し、ロシアとウクライナの間の見解相違を政治的方法で解消するよう強調しています。この件はこのたび、イランとデンマークが行った電話外相会談でも取り上げられました。

イルナー通信が25日日曜、報じたところによりますと、アミルアブドッラーヒヤーン外相デンマークのラスムセン外相との電話会談において、ウクライナ戦争を含む国際問題や二国間協力拡大の最新状況について意見を交わしました。

アミルアブドッラーヒヤーン外相は、ウクライナ戦争に対してイランが取る姿勢を説明し、「我が国は戦争に反対しており、この危機の解決に対し政治的方策も提案している。戦争において一方の当事者がいかなる形でも武装すれば、緊張の高まりと地域の安定低下につながってしまうと、我々は確信している」と述べました。

また、イランとデンマークの関係拡大に向け、定期的に協議を続けていく必要性を強調しました。

ラスムセン外相も、二国の関係が歴史的に重要であるとし、さらに対イラン協議も重要なものだとしながら、様々な分野において二国関係強化のイニシアチブを続けると強調しました。

両外相は今回の電話会談でさらに、二国間の政治・領事関連の調整を強化するメカニズムの確立について合意しました。

 


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