8月 16, 2023 20:37 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とEUのボレル外務安全保障政策上級代表(アーカイブ写真)
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とEUのボレル外務安全保障政策上級代表(アーカイブ写真)

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、自国とIAEA国際原子力機関の協力は正しい方向で進められているとしながら、「我が国への制裁という成果のない政策を続けることは、欧州の利益にならない」と述べました。

国際通信イランプレスによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、EUのボレル外務安全保障政策上級代表と行った電話会談で、成果のない制裁政策を続けているEUの非建設的アプローチを批判し、「制裁は、イランと欧州の関係における非友好的な措置である」と述べました。

また、ウクライナ情勢について、「イランは、外交政策での立場表明においてどちらの側にも遠慮していない。ただし、パレスチナを支持するとはっきり表明してきたように、ウクライナでの解決策は政治的な方法であり、イランの無人機がウクライナに対して使用されたという非難はまったく根拠がないと明言している。とはいえ、ウクライナはこの主張に関して信頼に足る証拠を提示していない」と語りました。

一方、ニジェールでの現在の危機について懸念を表明し、「わが国はニジェールの情勢を注意深く見守っている。また、同国での法治の重要性や、あらゆる軍事介入の回避を強調する」としました。

一方のボレル氏も、イランと地域諸国と関係にが進展したことを歓迎しながら、「イランと欧州の間にある一部の誤解も、対話を通じて解決できるものだ」と述べました。

そして、イランとIAEAとの協力の重要性を強調した上で、「対話を継続させ、最終的にすべての当事者が核合意に復帰するよう、全力を尽くしていく。結果については、楽観視している」としました。

 


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