9月 21, 2023 19:42 Asia/Tokyo

イランのライースィー大統領が、米ニューヨークで開催中の第78回国連総会の傍ら、日本の岸田首相と会談しました。

ライースィー大統領は20日水曜、タジキスタン大統領、イラク首相、パキスタン首相らとの会談に続き、日本の岸田首相と会談を行いました。

 ライースィー大統領はこの会談で、これまでの良好な日・イ関係について語り、協力促進のために行っている努力を強調しながら、関係当局が最初の歩みとして、この先数年間の両国間協力の見通しをはっきりさせる包括的計画を立てることを提案しました。

また、欧米による核合意責務の不十分な履行をめぐる問題の解決において協力していく用意があるとしながら、イラン側の責務履行を約束して、「我が国は、米国が核合意責務の履行に向けて実際的な行動を取るのを待っているところだ」と述べました。

一方、岸田文雄首相もこの会談で、イランとの長年にわたる伝統的友好関係に基づき、西アジア地域の緊張緩和と情勢安定化に向けて外交努力を継続する考えであるとしました。

また、「核合意を一貫して支持している」と日本の立場が伝えられ、両国が引き続き緊密な意思疎通を継続していくことで一致しました。

両首脳はこのほか、ウクライナ戦争ペルシャ湾での航行安全確保についても意見を交わしました。

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