イラン外相とアルメニア国家安全保障評議会書記が会談
10月 03, 2023 20:56 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、アルメニアのグレゴリアン国家安全保障評議会書記と会談し、両国関係やカフカス地域情勢について話し合いました。
ファールス通信によりますと、両者の会談は2日に行われ、両国関係の発展について話し合ったということです。
グレゴリアン氏は前日の1日にも、イラン国家安全保障最高評議会のアフマディヤーン書記長と会談し、両国関係や地域情勢について協議しました。
アフマディヤーン書記はこの中で、「地域の地政学的変更は全て、不安定化や危機の悪化につながる」と述べました。
また、イラン外務省のキャンアーニー報道官は2日の記者会見で、グレゴリアン氏のイラン訪問について、カフカス情勢に関するイランとアルメニアのやり取りの一環だとした上で、「(両国の国家安全保障評議会書記による)この会談では、地域の最新情勢やアルメニア・アゼルバイジャン関係について検討が行われた」と明らかにしました。
キャンアーニー氏は、アルメニアとアゼルバイジャンの間の停戦成立を歓迎し、「イランは、いかなる国境変更にも反対だ」としました。
また、アルメニア領をまたいでアゼルバイジャンとトルコを結ぶ回廊の構想が持ち上がっていることについて、「イランは、物流網の発展はすべての地域諸国の利益に適うものであるべきだと信じている。
しかし、国境の変更や地域外勢力の介入には反対だ」としました。
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