視点;アギーギー解説員
パレスチナ国民の正当防衛を支持するイラン
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パレスチナ国民の正当防衛を支持するイラン
ライースィー・イラン大統領がパレスチナ・イスラム聖戦運動のナハレ事務局長および、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスのハニヤ政治局長と個別に電話会談し、「シオニスト政権イスラエルは没落途中にあり、抵抗戦線は勝利の頂点を征服しつつある」と語りました。
ライースィー大統領はハニヤ・ハマス政治局長との電話会談で、占領地におけるパレスチナ人戦士らの勇敢なる作戦を称賛するとともに、パレスチナ抵抗勢力の名誉や威信、力強さをイスラム共同体の誇りの源だとしています。
また、ナハレ・イスラム聖戦運動事務局長との電話会談でも「占領地とシオニスト政権との戦いで起こったことは、過去70年間で巨大かつ稀有な出来事であり、あなた方は勝利を収めたこの革新的な作戦でイスラム共同体に喜びをもたらした」と述べました。
パレスチナ抵抗勢力は今月7日朝、軍事作戦「アクサーの嵐」を開始し、イスラエル占領地に数千発のロケット弾を発射したほか、初めてパレスチナ・ガザ地区との境界線を越えてシオニスト入植地に入りました。一部の地域では作戦開始から24時間以上経っても衝突は続き、イスラエル側は事態を制御できませんでした。
イスラエル側に多大な人的・物的被害および、政治、安全保障上の代償を強いたパレスチナ抵抗勢力のこの独特の作戦は、イスラエルの権威とその不敗を否定にしただけでなく、シオニストに対するパレスチナ人の強さと活力を再び実証しました。イスラエル当局および、ヘブライ語によるイスラエルのメディアと西側の報道機関さえも、この電撃作戦の始まり方とイスラエルの諜報機関が戸惑ったことに驚き、これをイスラエルの諜報と安全保障における最大の失敗の一つとして言及しました。
実際、すべての抵抗勢力が力をもって、シオニスト侵略者との戦いに復帰したことは、衝突のルールをすべて変えています。現在、若い世代のパレスチナ人は抵抗勢力とともに、決意を固めてより力強くシオニスト占領者らに立ち向かっていますが、これはシオニストとの妥協ややり取りが一切解決手段にならないであろうことを示しています。
イランの観点から見ると、シオニスト占領政権のテロリズムと規約違反の性質、そしてシオニストの占領・犯罪行為の継続に対する国際社会の無策に注目し、この占領政権に対するパレスチナ人の唯一の選択肢は抵抗の継続以外にないとされています。
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師も、パレスチナ人の若者や、パレスチナへの圧政・強奪に対抗する運動が今や、これまでのどの時期よりも活発化、整備化されてきたとしており、「神のお召しあらば、この運動は必ずや成果に至るであろう。確かに、イランイスラム共和国の建国者であるイマームホメイニ師は強奪者たるシオニスト政権をガン細胞だとみなしてはいるが、この政権はパレスチナ国民と地域全体の抵抗勢力の手によって根絶されるであろう」とコメントしました。


