反イラン組織MKOの犯罪めぐる第10回公判が実施
2月 07, 2024 16:01 Asia/Tokyo
反イランのテロ組織MKOモナーフェギンのメンバーが行った犯罪を審理する10回目の公判が開かれました。
取材陣も傍聴する公開形式で行われたこの第10回公判では、MKOによる大量虐殺を含めた人道およびイラン国民に対する犯罪の内容の一部が読み上げられました。
この件をめぐり過去9回にわたり実施された公判では、検察官が起訴状を朗読する冒頭手続きが行われました。この起訴状は、700ページ以上に及ぶものでした。
これに続く今回の第10回公判では、被告側弁護団およびMKOの犯罪により殉教した人々の遺族の弁護団による陳述が行われました。
今回はまた、テロ犠牲者遺族団に加えて、1980年代に行われたテロ犯罪の目撃者らも出廷しました。
この訴訟で被告とされているのは、MKOとそのメンバーの 1組織・104人です。
MKOは、1980年代初頭にイランのイスラム体制打倒を目的に結成された組織で、これまでに1万7000人以上の同国の国民および当局者を殉教に至らせています。