イラン最高指導者「地域戦争を終わらせる唯一の手段は欧米の介入の排除」
(last modified Thu, 03 Oct 2024 09:05:36 GMT )
10月 03, 2024 18:05 Asia/Tokyo
  • イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師
    イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、西アジア地域における戦争を終わらせる唯一の手段は、欧米による介入を排除することだとしました。

【ParsToday西アジア】ハーメネイー師は2日、イランの学術界のエリートや大学入試・国際学術オリンピックなどの成績優秀者らと面会し、「我々の地域が抱える問題、つまり衝突や戦争は、米国や一部欧州諸国のような西アジア地域の平和や安定を騙って干渉する者たちに起因する。したがって、地域における戦争を終わらせる唯一の手段は、欧米による介入を排除することだ」と語りました。

また、イラン・イラク戦争を例に出し、当時のイラクのサッダーム大統領をそそのかしてイランへ侵攻させたのは欧米諸国の好戦主義の表れだとし、

「(シーア派行事)アルバインに象徴されるイランとイラクの現在の友好は、この地域の問題の主要因は、偽りの平和を騙る者たちの存在だ。これらは、神の助けとイラン国民よる長期の努力、そしてイスラム革命の理念や他国民の力の助けを得ながら、排除されるべきものだ」

と語りました。

ハーメネイー師はまた、エリートやエリート育成は国にとって重要な要素だとし、「エリート育成にとって最も重要な分野は知能指数(IQ)だ。イランはこの分野で世界をリードする位置にある」と述べました。

また、進歩の早い学術界において学問の興隆のためにエリートたちが努力することを奨励し、「国は新たな学問的蜂起・運動を必要としており、それを率いるのはエリートの義務だ」としました。

そして、それに向けた努力を「ジハード」と定義し、学問的蜂起により「ガザやベイルートを攻撃する敵の手を引くことができる」と語りました。

 


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