イランで非ムスリム殉教者に関する国民会議が開催
10月 23, 2024 16:51 Asia/Tokyo
世界イスラム宗派間接近会議の事務局長が、「今日起こっている戦争は、世界での不公正が原因である」と語りました。
【ParsTodayイラン】イラン・タグリーブ通信によりますと、世界イスラム宗派間接近会議のハミード・シャフリヤーリ―事務局長は、イラン南部ファールス州シーラーズで開催されたイラン・イラク戦争の非ムスリム殉教者に関する国民会議で、「圧政と暴虐への対抗は神の啓示宗教を信じる者の義務である」とし、「預言者たちは正義の敵に対峙しており、今日起こっている戦争は世界における不公正が原因である」と述べました。
また、「宗教の平和共存はイランにおける正義の最も顕著な具現のひとつである」とし、イスラム教徒間の分断を企む米国や西側諸国の工作を批判しました。
会議では、ファールス州のホセインアリー・アミーリー州知事も登壇し、「イランでは全ての一神教の信者に平等な権利がある」とし、「イラン政府と政体の位置づけは、宗教や宗派、職業、民族に関係なく、すべての国民に対する統治を意味する」と語りました。
また、イラン国会でゾロアスター教徒代表議員を務めるベフシード・バルホルダール氏も、「イラン人は価値ある高貴な文化的背景を持っており、殉教は(祖国に対する)謝意から来る忠誠心だ」として、「我々全員が正義の実現のために努力する必要がある」と述べました。
この会議は21日月曜夜、シーラーズ市で開催され、今回はイスラム教以外の一神教(キリスト教、ユダヤ教、ゾロアスター教など)の殉教者147名を代表して10の遺族が出席しました。
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