経済ニュース;中央アジアでの通商拡大に伴うイランの経済成長
最近の主なイラン経済ニュースとして、今年3月下旬から9月下旬までのイラン経済の成長、151社の外国企業が参加してのテヘランでの2つの大規模な鉱物展の開催、イラン・タジキスタン間の貿易量が10倍に増加したことが挙げられます。
パールストゥデイによりますと、イラン経済財政省のスィヤーミー未来探求・モデリング・経済情報管理局長は、同国の経済成長が今年度の前半6か月間でプラスを記録したことを指摘し、「今年のイラン経済成長に関する国際機関の予測では、その数字は3.5〜4%とされている」語りました。
151社の外国企業も参加しテヘランで2つの大規模な鉱物展が開幕
第18回イラン鉱業、鉱物産業、鉱山機械・設備、道路建設および関連産業展(Iran Conmin 2024)、そして第21回イラン国際メタフォ、冶金(鉄鋼、鉱業、鍛造および機械加工、成形および鋳造)見本市が、外国企業151社も参加して23日土曜から3日間、テヘランの常設国際展示場で開幕しました。
ユーラシア自由貿易協定の実施によるイラン・カザフスタン間の貿易の拡大
オンタラップ・オナルバエフ(Ontalap Onalbayev )駐テヘラン・カザフスタン大使は、イラン貿易振興機関のデフガーン・デフナヴィー長官との会談で、港湾を通じたイラン・カザフスタン間の中継輸送の拡張、およびイラン向けのカザフスタンの鉄道路線の開通を強調しました。
オナルバエフ大使はユーラシア自由貿易協定に言及し、「この協定は我々にとって非常に重要であり、現在カザフスタン議会での承認・可決段階にある」と述べています。
また、「この協定は、民間部門におけるイラン・カザフスタン間の貿易、特に農産物の交易を拡大する上で非常に効力を発揮する可能性がある」としています。
イラン・タジキスタン間の貿易量が10倍に増加
駐イラン・タジキスタン大使が、「両国間の貿易額は2019年以来10倍近く増加しており、二国間貿易は10億ドルに増える可能性がある」と語りました。
ニゾムッディーン・ゾヒディ(Zohidi Nizomiddin Shamsiddinzoda)在テヘラン・タジキスタン大使は、ハサンザーデ・イラン商工会議所会頭との会談で、両国間に安定した通商関係を確立するためのイラン商工会議所の立場の重要性を強調し、さらに「我が国とイランの間の言語と文化的伝統の共通性は、両国の協力発展の基盤となるべきだ」と付け加えました。