イラン国家安全保障最高会議書記「抵抗運動はレバノンとイスラム世界の資産」
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訪問先のレバノンで市民の歓迎を受けるイランのラリージャーニー国家安全保障最高会議書記
13日にレバノンを訪問したイランのラリージャーニー国家安全保障最高会議書記は、「抵抗運動はレバノンと全てのイスラム諸国の資産であり、敵はプロパガンダを通じて敵と味方の位置を入れ替えようとしている」と述べました。
【ParsTodayイラン】ラリージャーニー氏はレバノンのベリ国会議長との会談後、記者団に対して「レバノンはイランの友好国であり、両国間には長い歴史的な関係が存在する」と語りました。

レバノンの団結はイランにとって重要
ラリージャーニー氏は、「レバノン市民はイスラエルに対する抵抗において素晴らしい功績を上げており、レバノンの男性たちは抵抗運動の英雄である。その一人が、ヒズボッラー前事務局長の殉教者セイエド・ハッサン・ナスロッラーである」と述べました。そして、「イランにとってレバノンの団結と今後の発展における成功は非常に重要だ」としました。

イランの政策
ラリジャーニー氏はイランの政策について、「イラン・イスラム共和国の政策は、地域の国々が独立し強くなることを支持することだ。いくつかの国は地域の国々を服従させようとしているのとは対照的だ」「イランは地域の国々との友好的な協力を重視している」と述べました。

他国がレバノンに指示を出すべきではない
ラリージャーニー氏は、外国がレバノンに指示を出すべきではないと強調し、「レバノン人は誇り高い民族であり、自ら決定を下すことができる」「レバノン政府が抵抗運動と共に決定するすべての事柄は、イラン・イスラム共和国にとって尊重されるべきものだ」と強調しました。

イランはレバノンに指図せず
ラリージャーニー氏は「どの国も自らの未来について決定する権利を持っている」と述べ、米国がレバノンにヒズボッラーの武装解除を迫っていることを念頭に「イランはレバノンに指図はしていない」と述べました。
その上で、「アメリカはレバノンに自らの構想を押し付けようとしているが、レバノン国民自らが決定を下すべきだ」とし、「抵抗運動はレバノンの国家的資産であり、すべてのイスラム諸国の資産だ。敵はプロパガンダを通じて、敵と味方の位置を入れ替えようとしている」と語りました。
