イラン外務省、「シリア危機は各国の介入の結果」
https://parstoday.ir/ja/news/iran-i1399-イラン外務省_シリア危機は各国の介入の結果
イラン外務省の報道官が、「シリア問題はシリアの政府や国民に自らの政策を押し付けようとする地域や世界の一部大国の介入の結果だ」としました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
2月 08, 2016 21:35 Asia/Tokyo
  • イラン外務省、「シリア危機は各国の介入の結果」

イラン外務省の報道官が、「シリア問題はシリアの政府や国民に自らの政策を押し付けようとする地域や世界の一部大国の介入の結果だ」としました。

IRIB国際放送記者によりますと、ジャーベリーアンサーリー報道官は8日月曜、定例記者会見で、サウジアラビアがシリアの地上戦参加を表明したこととそのシリア危機への影響について、「現在まで、シリアでの危機の継続と激化の要因となっている政策は、その解決策にはならないだろう。地域や世界の問題に変わっているこの危機は、国際的な環境における地域の安定と平和を脅かしている」と語りました。

さらに、「危機に見舞われている国におけるあらゆる措置は、各国の国家主権、領土保全、独立を考慮することで録られるべきであり、危機にさらされている政府の同意のない行動は危機の激化につながるだけだ」と語りました。

ジャーベリーアンサーリー報道官はイエメンへのサウジアラビアの攻撃の拡大と、イエメン危機の解決に向けたイランと国連の外交的努力に関して、「イランと国連のイエメン特使の間で数度の協議が行われたが、一部の地域諸国の政策により、これらの協議は物別れに終わった」と語りました。

また、「イランはイエメン危機の最初から、この危機の継続はテロ拡大につながり、すべての地域諸国を脅かすことになるだろうと述べてきた」としました。

さらに、核合意に対する一部地域諸国のアプローチとこれらの国の妨害行為について、「イランの見解では包括的共同行動計画の合意は世界のどの国にも反するものではなく、当然、イランの近隣諸国の利益に反するものでもない」と述べました。

ジャーベリーアンサーリー報道官は、「イランはすべての近隣諸国に対して、非論理的な理解をやめ、問題があるなら、国内でそれを解決し、外部に関連付けないよう求める」としました。