リオ五輪・重量挙げ、サリーミー選手が世界新記録も、メダルを逃す(動画)
リオデジャネイロオリンピックで、重量挙げ105キロ超級に出場したイランのサリーミー選手が、スナッチで世界新記録を挙げましたが、審判の判定により、メダル獲得を逃しました。
IRIB通信によりますと、ロンドン五輪の金メダリストのサリーミー選手は、現地時間16日火曜夜、アルメニア、エジプト、チェコ、エストニア、ドイツ、ブラジル、トルクメニスタン、ジョージアの選手と対戦しました。
サリーミー選手は、1回目の試技で、スナッチは206キロ、ジャークは245キロを申請していました。
スナッチの1回目を成功させ、2回目も211キロを挙げました。3回目でも216キロを挙げ、自身の持つ世界記録とオリンピック記録を更新しました。
ところが、最近、膝のけがから回復したばかりのサリーミー選手は、ジャークは245キロを申請していました。
専門家は問題がなかったとしましたが、彼の1回目の試技は審判から失敗と判定されました。
2回目も245キロを挙げましたが、審判からは成功が認められ、この時点でトップに立ちましたが、数分後、ジュリーによって審判の判定が覆され、この試技も失敗と判定されました。
イラン選手団は、これまでのところ、重量挙げで金メダル2個、レスリングのグレコローマンスタイルで銅メダル2個を獲得し、メダルランキングで30位となっています。
リオデジャネイロオリンピックは、世界205カ国から1万444人の選手が、28競技306種目に出場し、8月5日から21日まで開催されています。
イラン選手団は、ボクシング、卓球、射撃、アーチェリー、ボート、重量挙げ、陸上、テコンドー、柔道、フェンシング、男子バレーボール、レスリング、水泳、自転車の各種目に63人の選手が出場しています。