テヘラン金曜礼拝、メナーの惨事に対する沈黙を非難
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9日に行われたテヘラン金曜礼拝で、説教師をつとめたジャンナティー師が、昨年のメッカ巡礼の最中に起こった死亡事件について、各国や国際機関が沈黙していること、またこの惨事の発生の原因究明が行われていないことを非難しました。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
9月 09, 2016 19:30 Asia/Tokyo
  • テヘラン金曜礼拝、メナーの惨事に対する沈黙を非難

9日に行われたテヘラン金曜礼拝で、説教師をつとめたジャンナティー師が、昨年のメッカ巡礼の最中に起こった死亡事件について、各国や国際機関が沈黙していること、またこの惨事の発生の原因究明が行われていないことを非難しました。

ジャンナティ師は昨年、サウジアラビアの管理不行き届きでおよそ8千人が死亡したメナーの惨事について触れ、「国際社会がこの犯罪に関して沈黙し、巡礼者の死が踏みにじられたことに一切抗議が行われていないことは驚きだ」と語りました。

さらに、「メッカは最も安全が確保されなければならない場所だが、サウジアラビアの管理不行き届きにより、数千人という罪のない巡礼者が命を落とし、負傷者も道端に放置された。これはサウジアラビア当局の無責任さを示している」と語りました。

また、ワッハーブ派の非人道的な行動や扇動の継続に懸念を表し、「この宗派は常にイスラム教徒の利益に反して動き、その信者は、イスラム世界に損失をもたらすためにどんな犯罪もいとわない逸脱した人々だ」としました。ジャンナティ師はさらに、FATF金融活動作業部会が最近、イランの一部個人や金融機関に対する決定を下したことについて、「イランによるこの決定の実行は、自己制裁と見なされ、彼らはマネーロンダリング対策を口実にイランの金融情報を敵に渡そうとしている」としました。

また、「イランはアメリカなどの超大国の要請の枠内にあるFATFの決定を決して実行しない」と強調し、「この問題は国益に反することから、イラン国会は、このおろかな決定を阻止するために行動に移すべきだ」と述べました。