リオパラリンピックの自転車競技でイラン選手が死亡
9月 18, 2016 19:53 Asia/Tokyo
リオデジャネイロパラリンピックの自転車ロードレースで、イランの選手が競技中に事故にあい、死亡しました。
IRIB通信がブラジル・リオデジャネイロから伝えたところによりますと、イランのバフマン・ゴルバールネジャード選手は、17日土曜夕方、リオパラリンピックの自転車競技中に事故にあい、病院に搬送されましたが、重傷を負ったことから死亡しました。
この死亡事故により、イランの選手団は悲しみに沈んでいます。
ゴルバールネジャード選手は、この事故により、頸部を強く打ったとされています。
ゴルバールネジャードはすぐに病院に搬送され、イラン選手団の責任者からは楽観的な報告が行われていましたが、治療中に死亡しました。
これに際して、リオパラリンピックの閉会式では、ゴルバールネジャード選手のために、1分間の黙祷がささげられます。
また、彼の死により、現地時間の17日夕方から、競技場の旗や選手村のイラン国旗は、半旗となっています。
これに関して、国際パラリンピック委員会のクレイヴァン会長は、ゴルバールネジャード選手の死に哀悼の意を表明し、彼の死はパラリンピックに暗い影を落とすだろうとしました。
ゴルバールネジャード選手は、国際大会で12個の金メダルと1個の銀メダルを獲得しています。
彼はイランイラク戦争が行われていた80年代、20歳のときにイラン南部ファールス州から前線に赴き、地雷の爆発により、左足を失いました。