イラン大統領、「核合意は協力の象徴」
(last modified Thu, 22 Sep 2016 09:23:34 GMT )
9月 22, 2016 18:23 Asia/Tokyo
  • イラン大統領、「核合意は協力の象徴」

イランのローハーニー大統領が、核合意は国際分野での対立ではなく、対話と協力の象徴だとしました。

イラン大統領府のサイトによりますと、ローハーニー大統領は21日水曜夕方、国連総会の傍らで、国連のパン事務総長と会談し、「全ての国々、特に国連の責務は核合意の維持と強化であり、このためには、安保理決議2231の実行の流れに関する事務総長の報告が、現実的で中立のもの、協力の強化につながるものであることが必要だ」と強調しました。

また、中東の重要な問題、特にシリアとイエメンの問題について、「イエメンでは軍事攻撃や戦争犯罪の継続が非常に懸念すべき問題であり、継続的に全ての国際協定がこの国において違反されている」と述べました。

さらに、「イエメンの人々に対するこの戦争は根拠がなく、全ての法規に違反し、女性や子供を爆撃することで継続されている。また、多くの国際機関も、一国がそこで戦争犯罪を行っていることを認めている」としました。

ローハーニー大統領は、シリア問題について、「イランはシリアで建設的な役割を果たし続けるための用意がある」と強調し、「テロ対策において重要な原則は主権の維持と各国の団結であり、現状において人道問題もまたシリア問題の優先事項に上がっている」と語りました。

一方のパン事務総長もこの会談で、シリアとイエメンの問題の恒久的な解決策を探る必要性を強調し、この問題の解決に向け、イランの更なる支援と役割を求めました。