イラン原子力庁長官が、ロシアやアメリカの当局、IAEA事務局長と個別会談
9月 27, 2016 19:00 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、ロシアやアメリカのエネルギー関係者やIAEA国際原子力機関の天野事務局長と個別会談しました。
イルナー通信によりますと、サーレヒー長官は26日月曜、オーストリア・ウィーンでのIAEA総会の傍ら、ロシアの国営原子力企業ロスアトムのキリエンコ社長と会談し、「ロシアは、イラン南部ブーシェフルの第1原発の建設に関してイランと協力しており、また、新たな原発2基の新設に関してロシアと建設的な協議が行われている」と語りました。
さらに、将来、大きなプロジェクトである安定同位体についてロシアと協力することになっている」としました。
一方のキリンエコ社長も、この会談で、「ロシアは38トンのイラン製重水を購入した」としました。
サーレヒー長官はまた、「核合意の成立から8ヵ月後にロシアへの重水の移送が行われたことは、大きな成功である」としました。
さらに、サーレヒー長官はIAEAの天野事務局長とも会談しており、イランの核活動に関する最終的な結論や、核施設への査察といった問題がこの会談の議題となっていました。
サーレヒー長官は、アメリカのモニツ・エネルギー長官と会談し、核合意の包括的共同行動計画における制裁解除や技術的な問題に関する相手側の取り決め履行の成り行きについて話し合いを行いました。
サーレヒー長官は26日朝、IAEA総会において、シオニスト政権イスラエルの違法な核活動に対するIAEAの監視を求めました。
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