イラン高官が、ドイツ経済相との会談をキャンセル
(last modified Wed, 05 Oct 2016 08:54:29 GMT )
10月 05, 2016 17:54 Asia/Tokyo
  • イラン高官が、ドイツ経済相との会談をキャンセル

ドイツ副首相兼経済相の干渉的な表明を受け、イランの国会議長と外務大臣がテヘランで行う予定だった彼との会談をキャンセルしました。

ドイツのガブリエル経済大臣は、先週、イラン訪問の前に、ドイツの週刊誌シュピーゲルのインタビューで、「ドイツはイラン政府がイスラエルの存在を正式に認める場合にのみ、同国と正常な友好関係を築くだろう」と述べました。

ガブリエル大臣はさらに、イランの人権侵害とシリア問題への干渉という根拠のない主張を行い、その中で懸念を示しました。

IRIB通信によりますと、イランのアミールアブドッラーヒヤーン国会議長国際問題担当特別顧問はラーリージャーニー国会議長がガブリエル大臣との会談をキャンセルしたことに触れ、「イランの政治的独立と原則的立場の維持は、イランにとって重大な問題だ」と強調しました。

イランのザリーフ外務大臣も、ガブリエル大臣の干渉的な発言を受け、同大臣との会談をキャンセルしました。

イランのアーモリー・ラーリージャーニー司法府長官も、3日月曜、イスラエルの正式承認に関するガブリエル大臣の発言を拒否し、「イランは長年、このような非論理的な要請に対する抵抗のため、多くの圧力に耐えてきた」と語りました。

また、ドイツ経済相とEUのイランの人権侵害についての主張について、「これらの間違った主張の一方で、イエメンでは毎日、アメリカの支援を受けたサウジアラビア軍の攻撃で数十人が死亡しているが、西側諸国からはこれに関して一切反応がない」と述べました。

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