イラン全国で、モハッラム月9日のタースーアーの追悼行事が実施 (動画)
(last modified Tue, 11 Oct 2016 08:28:33 GMT )
10月 11, 2016 17:28 Asia/Tokyo

イラン全国で、イスラム暦モハッラム月9日にあたるシーア派のタースーアーの追悼儀式が実施されています。

イラン全国で、イスラム暦モハッラム月9日にあたる11日火曜は、カルバラの悲劇の中で、シーア派3代目イマーム・ホサインの弟のアッバースが殉教したことに因んで、タースーアーの追悼儀式が実施されています。

また、モハッラム月10日に当たる12日水曜は、アーシューラの日となっています。

イスラム暦61年モハッラム月10日、西暦680年10月に、イスラムの偉大なる預言者ムハンマドの子孫であるイマーム・ホサインはその教友たちと共に、当時のウマイヤ朝の王ヤズィードの軍勢により、カルバラの地で57歳で殉教しました。

この期間中、イラン国民人々は、イラン北東部マシュハドにあるシーア派8代目イマームレザーの聖廟、テヘラン南方の聖地ゴムのマアスーメ聖廟や、モスクなどの宗教施設に集まり、イマームホサインとその教友たちの殉教を悼む儀式を行っています。

カルバラの悲劇から数世紀が経過したにも拘らず、この悲劇の重要性や地位は下がることなく、時代の経過と共に、アーシューラの日のメッセージは益々大々的に伝えられ、より深い理解を伴う追悼儀式が行われています。