イランIAEA大使、「核合意の継続は相手側にかかっている」
11月 18, 2016 17:46 Asia/Tokyo
イランのナジャフィーIAEA大使が、核合意の継続は相手側の取り決めの実行いかんにかかっている、としました。
イルナー通信によりますと、ナジャフィー大使は17日木曜夜、オーストリアのウィーンで開かれたIAEA国際原子力機関の定例理事会で、イランの核合意の取り決め履行は複数回にわたりIAEAに認められているとし、「相手側の取り決めの実行は今も満足のいくものではない」としました。
さらに、「核合意は国連安保理の制裁、核関連の制裁の全てを解除することに基づいて説明されている」と強調しました。
ナジャフィー大使は、「6カ国は誠意をもって建設的な雰囲気の中、相互尊重に基づき、合意の内容に一致しないあらゆる行動を控えることで、取り決めを実行する明らかな責任がある」としました。
また、イランの生産した重水の余剰分についてのIAEA事務局長の最近の声明について触れ、「イランはこの重水の余剰分を国際的な買い手に引き渡す用意がある」としました。
ナジャフィー大使はさらに、シオニスト政権イスラエルの代表の反イラン発言に対して、「イスラエルはこれまでNPT核兵器不拡散条約に加盟しておらず、同政権の秘密裏の核・軍事計画は、国際的な平和や安全に対する最大の脅威だ」としました。
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