一日一冊、本の紹介(2)
「イスラム教徒と歴史の記述」という本は、アブドルアリーム・アブドルラフマン・ヘズルが記し、サーデグ・エバーディーによって翻訳されました。
この本は、イスラムの歴史の記述に関する研究です。作者はその中で、歴史はイスラムの思想において見慣れない現象ではないこと、イスラム教徒はそれを他者から伝え聞いたのではないこと、後にヨーロッパで利用されるようになった歴史の研究方法は、イスラム教徒の学者や歴史家の努力に基づいたものであることを証明しようとしています。
「イスラム教徒と歴史の記述」という本では、イスラム教徒の宗教書であるコーランが、その信者に対して、人類の歴史を知る上での正しい方法や原則を提示しています。コーランは、多くの歴史的な問題の曖昧な点を明らかにしています。また、預言者ムハンマドの生き方は、多くの教訓に満ちており、イスラム教徒は常に、それを精神性を獲得するための大きな源として利用してきました。
「イスラム教徒と歴史の記述」という本は、歴史の記述のイスラム的な方法に回帰する必要性を提起し、歴史的な思想における逸脱した方法を説明しようとしています。この本では、イスラム的な歴史の記述法が詳しく述べられています。
イブン・ハルドゥーンは、14世紀のイスラム教徒の社会学者、歴史家です。彼は、歴史哲学の創設者として知られています。彼は歴史を表面と内面の2つに分け、次のように語っています。「歴史は表面的には、その時代に生きている人々や過去数百年に渡るイランの経歴、政府に関する出来事、情報に過ぎないが、内面的には、その出来事が起こった科学的な根拠や理由を探るための探究、研究、思想である。そのため、歴史は英知を源としており、その知識が考慮される必要がある」
「イスラム教徒と歴史の記述」という本は、全部で346ページあります。