イラン原子力庁長官が、核合意違反の際の対応を強調
11月 28, 2016 20:08 Asia/Tokyo
イランのサーレヒー原子力庁長官が、アメリカが核合意に違反した場合に必要な措置を講じる用意を明らかにしました。
サーレヒー長官は28日月曜、テヘランで記者団に対し、「もしアメリカが対イラン制裁を延長すれば、それは確かに核合意の違反になる」と語りました。
また、「イランは核協議に参加した際に、相手側が取り決めを守らない可能性を予想していた」としました。
さらに、「イランは1年半という短い期間に、大容量の濃縮ウランを製造した」と強調し、「しかしイランは核合意を損なうような出来事が起こるのを望んでいない。このためこれについて賢明に行動するだろう」と述べました。
サーレヒー長官は、「アメリカに対して核合意を遵守するよう勧告する。なぜなら、もし遵守しなければ、彼らは主な敗者となり、国際世論に誰に罪があるのかをわからせることになるからだ」と述べました。
さらに、「アメリカの次期大統領は、現実的に行動すべきだ。国連安保理の支持を受けた国際的な合意は一方的に破棄することは出来ない。なぜならこの合意はアメリカとの二者間のものではないからだ」と述べました。
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