南アフリカ大統領、イランとの関係拡大を要請
(last modified Wed, 14 Dec 2016 10:35:50 GMT )
12月 14, 2016 19:35 Asia/Tokyo
  • 南アフリカ大統領、イランとの関係拡大を要請

南アフリカのズマ大統領が、イランとのさまざまな分野における二国間関係の拡大を訴えました。

イルナー通信によりますと、ズマ大統領は、13日火曜、プレトリアでイランのデフガーン国防軍需大臣と会談し、「イランと南アフリカは2つの重要な独立国であり、イランとの関係拡大に向けた意志は他者がこの関係を損なうのを許さない」と語りました。

ズマ大統領はまた、南アフリカはイランとの協力拡大を訴えているとしました。

一方のデフガーン国防軍需大臣も、この会談で、反アパルトヘイト闘争におけるイランとアフリカ民族会議の古くからの関係を強調し、アフリカ大陸はイランにとって重要であり、特別な地位を有しているとしました。

デフガーン大臣はまた、西アジア地域におけるテロ対策の最新状況について触れ、「この地域の状況分析は、テロの思想的教育、支持者と彼らが考える利益、それによる結果や被害、テロに対する戦いと根絶の方法について考えることなくしては不可能だ」と語りました。

イランと南アフリカの軍事協力に関する合意覚書は、13日火曜午前に調印されました。

イラン国防軍需大臣と南アフリカの防衛大臣は、合意覚書の調印のあと、記者会見で、両国の軍事協力の拡大を強調し、地域と世界の平和と安定、全面的なテロ対策が、この合意覚書における最も重要な中心事項だとしました。

海上の安全、訓練、組織犯罪に対する経験の交換も、この合意書に盛り込まれています。