イランが、シリア危機に対するイギリスの軽率な立場表明に抗議
12月 17, 2016 17:23 Asia/Tokyo
シリア危機にイランが関与しているとする、イギリスの政府関係者の軽率な表明を受け、イランがテヘラン駐在のイギリス代理大使に強く抗議しました。
イラン外務省のガーセミー報道官は、「イギリスの政府関係者によるこのような軽率な表明を受け、イラン外務省の西ヨーロッパ副局長は、テヘラン駐在のイギリス代理大使を呼び出した」と語りました。
また、「イギリス代理大使に対しては、同国の政府関係者によるこうした無責任で軽率な表明や立場に対する強い抗議の意が伝えられるとともに、こうした表明がシリアの人道状況や国際的な安全保障や平和に破壊的な影響を及ぼすとして、警告がなされた」と述べています。
さらに、「イギリス代理大使を呼び出した中で、シリアにおける平和と安全の確立に向けたイランの政策や措置、シリアの人々に対する人道支援が指摘されるとともに、テロ組織に対するイギリス政府の支援の即時停止が強調された」としました。
イギリスはこの5年間、シリアのテロリストに対する主要な支援国となっています。
なお、シリア政府軍が、同国北部の戦略的都市アレッポのテロリストからの解放に成功した後、ロンドン駐在のイラン大使とロシア大使がイギリス外務省から呼び出しを受けています。
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