イランとロシアの大統領、二国間・地域問題について協議
イランとロシアの大統領が、電話会談を行い、シリア問題の解決に向けた協力の継続、国際的なテロとの戦い、地域協力について話し合いました。
IRIB通信によりますと、ローハーニー大統領とプーチン大統領は、24日土曜夜、この電話会談で、「シリアの政府軍と国民のテロリストに対する勝利、この闘争の継続により、シリア国民が認める解決策の獲得を目指し、政治協議も追求される」と強調しました。
ローハーニー大統領はまた、アレッポにおけるシリア政府軍のテロリストに対する勝利に触れ、「この勝利はテロリストに対し、犯罪によって目的を達成することはできず、この勝利と同時に、政治協議も開始、継続すべきだというメッセージを与えた」と述べました。
さらに、「カザフスタンは、シリアの政府軍と反体制派の和平協議に適した場所だ」と語りました。
ローハーニー大統領は、トルコ駐在のロシア大使の殺害について、ロシアの政府と国民に哀悼の意を示し、「この行動は、完全に警戒すべきであることを示した。なぜなら、テロリストは新たな形のテロ活動を始めているからだ」と述べました。
一方のプーチン大統領も、「これまで、国際分野で建設的な政策を進めてきたイランとロシアの同調は、今後も継続される」と述べました。
さらに、「両国の同調の成果は、国際的なテロとの闘争における大きな勝利であり、現在、テロ組織との闘争と同時に、この勝利を協議の開始に導くべきだ」と述べました。
また、「我々が提案するのは、シリアの和平プロセスをカザフスタンで始めることだ」としました。
この話し合いで、両者はまた、イランとロシアの協力と同調、協議の継続を強調しました。
イランとロシアの大統領は、この1ヶ月の間に3回、国際的なテロとの戦いやシリア情勢について、電話による会談を行っています。