「デイ月9日の英雄伝」に関する最高指導者の見解
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、27日火曜、デイ月9日の英雄伝の記念日を前に、デイ月9日の類稀な出来事を、イランのイスラム体制の力の象徴だとしました。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
12月 28, 2016 19:08 Asia/Tokyo
  • 「デイ月9日の英雄伝」に関する最高指導者の見解

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、27日火曜、デイ月9日の英雄伝の記念日を前に、デイ月9日の類稀な出来事を、イランのイスラム体制の力の象徴だとしました。

アミーンザーデ解説員

ハーメネイー師は、「現在、覇権主義大国のイスラム共和制に対する対立は、イラン国民の物質的、精神的力や決意、意志を奪うことに向けられており、それに対して、この力を維持し強化すべきだ」と語りました。

アメリカは、イスラム革命の勝利からずっと、体制を弱め、イラン国民の統一を乱そうとし、内部で政治的対立や社会的破滅を生じさせようとしてきました。しかしながらイランの人々が、2009年の大統領選挙後の暴動などの混乱に立ち向かったことは、人々が革命やイスラム共和制の安定の重要な柱であり基本的な力として、敵に影響力を及ぼすのを許さないということを示しました。2009年の暴動は、イランの体制を転覆させるための組織化された陰謀の一部でしたが、失敗に終わりました。

アメリカと一部のヨーロッパ諸国は、イランイスラム共和国が創設されてすぐに戦略的目的としてその転覆を政策に入れました。現状においても、アメリカはイラン国民の力と統一を理由に、強力な脅迫を第二の優先にすえていますが、穏やかな戦争へのアプローチにより、今も反イランの行動をとろうとしています。

西側の一部の理論家は、イスラム共和制に影響を及ぼす唯一の道は、穏やかな戦争や心理戦を用いることだと考えています。西側はこれに関して、選挙の健全性に疑問を呈したり、イスラム共和制の民主主義を問題に直面させたりするなど、あらゆる手段を用いることで、こうした目的を手にしようとしています。こうした敵対はイスラム体制がその原則や価値観を維持する限り続くでしょう。実際、あらゆる戦争においてイランが準備を整えるのは必須であり、回避できない問題なのです。こうした流れに注目し、最高指導者は、「思考、経済、社会の力と人々の動員」といった力を備える必要性を強調し、イスラム革命からおよそ40年が経過してもなお、革命記念日に数百万人が街頭で行進を行い、デイ月9日のような英雄伝を形成したことは、体制の力の要素であり、人々を動員する上でのイスラム体制の力を表すものであり、世界でも稀なことだとしたのです。

こうした力はイラン国民の洞察力と敵を認識する力から生じたものです。最高指導者は、デイ月9日の英雄伝は、体制の力の要素を示す別の例と見なされるとし、「その類稀な出来事は誰かが計画したものではなく、イスラム体制の原則である考える力が、人々を街頭に導き出し、そうした類稀な出来事を生じさせた」と語っています。