1月 14, 2017 16:44 Asia/Tokyo
  • イラン外相代理、「核合意の見直しには国際的な合法性がない」

イラン外相代理が、「核合意はイランとアメリカの間だけの合意ではない」と述べています。

サルマディ外相代理は、テヘランでの記者会見で、核合意を見直すとしたアメリカの国務長官候補のティラーソン氏の最近の発言について、「こうした見解は、一切国際的な支持や合法性がない」と強調しました。

さらに、「核合意はイランと6カ国の合意であり、EUと国連もこの合意を認めている。このため、アメリカの一部の関係者や個人による合意の見直し問題の提示は、意味がない」としました。

また、「アメリカでこれから権力の座に着こうとしている人々は、事実を受け入れる以外に方法はなく、彼らがよりよく、より正しく、より早く核合意を実行することに集中することを期待している」と語りました。

イラン外務省のタフテラヴァーンチー欧米担当次官も、「イランは核合意の見直しを決して許さないだろう。これはイランだけでなく、6カ国の立場だ」と述べました。

2016年1月からの核合意が実行されましたが、アメリカは取り決めを遵守していません。

アメリカ議会でイラン制裁法が10年延長され、これは、この国による核合意の違反の最新の例です。

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