イラン原子力庁長官、「新たな原発を建設・稼動する意向」
1月 15, 2017 18:08 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、イラン南部ブーシェルで新たな原発を建設、稼動することで、年間、国内の石油消費量は2200万バレルが削減されることになるだろうとしました。
イルナー通信によりますと、サーレヒー長官は14日土曜、イラン中部ナタンズのウラン濃縮施設で行われた、殉教した核科学者の追悼会で、「ブーシェフルにおける新たな2つの原発への投資額はおよそ100億ドルであり、国の最大のプロジェクトだ」とし、「この原発の建設にロシアの専門家が協力している」と語りました。
また、イランと6ヶ国による核合意に触れ、「15日日曜は、核合意の実施開始から1年となる。これまで、相手側からの約束の不履行が多く見られたが、それにも拘らず、この合意により良好な成果が挙がっている」と述べました。
サーレヒー長官はさらに、「核合意の成果として、220トンのイェロ-ケーキの輸入、国内初の放射線医療病院の建設、ウランの輸出、またなによりも重要なウラン濃縮の国際的な承認などが挙げられる」としました。
タグ