一日一冊、本の紹介(49)
1月 25, 2017 17:07 Asia/Tokyo
「インターネットと社会の安全」という本は、サイバー空間における安全とそれが社会に及ぼす様々な影響に関するモジャッラディー博士の研究結果です。
この本の作者は、ソーシャルメディアが社会の安全に及ぼす影響について研究し、その弊害や脅威、そして社会の安全を向上させる上での機会を語っています。この本には次のようにあります。
「人類が誕生した時から考え続け、人間の関心事の大部分を占めてきた最も基本的なニーズの一つは、間違いなく、安全である。現代の研究により、インターネットなどの新たな通信手段の誕生により、個人的、社会的な生活に大きな変化が起こったことが分かっている。そのうちの一つは、公共の秩序と安全である」
この本の作者が取り上げている問題には、民主的な政府の支配における危機、家庭の危機、個人的、民族的なレベルでのアイデンティティの危機、民族的、伝統的な文化の多くの喪失があります。
「インターネットと社会の安全」という本の作者は、このような変化により、社会の安全環境も変わり、祖国や民主政府の意味も大きく崩れ、世界の構造が国境を超えたものへと移行するとしています。そのため、インターネットやサイバー空間といったメディアに注目する必要性がますます感じられ、この問題に関する知識を高めることが不可欠になっています。
この本は5章から成り、作者は、科学的な方法を用い、インターネットがイランの社会の安全に及ぼす影響を調査しています。
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