イラン原子力庁長官、「アメリカは、核合意の取り決めを履行していない」
1月 24, 2017 19:49 Asia/Tokyo
イラン原子力庁のサーレヒー長官が、アメリカは、核合意における取り決めを履行していないとしました。
サーレヒー長官は、アルジェリアテレビのインタビューで、「アメリカは表面的に取り決めを履行しているように見せかけているが、実際、特別な行動に出ていない。もしそうしていたら、世界の銀行との取引における問題は解消されていたはずだ。彼らはこれに関して何の措置も講じていない」と語りました。
サーレヒー長官はまた、「核合意の技術的な面でも、イランは義務づけられたことを実行し、最近も、フォルド核施設での遠心分離機など関連のインフラを撤去した」と述べました。
さらに、IAEA国際原子力機関の天野事務局長も、最近の報告書の中で、イランは核合意における取り決めを履行していることを認めた」としました。
また、法的な面においても、査察やNPT核兵器不拡散条約・追加議定書に関する事柄について問題は一切存在しない。問題は、制裁解除の面で、相手が核合意の内容を実施しないということだ」と述べました。
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