一日一冊、本の紹介(61)
2月 20, 2017 19:45 Asia/Tokyo
今日、植物学の発展により、イランでは8000種類以上の植物が確認されています。
現在、そのうち2300種類が、医学的な効用があり、多くの病気の治療に利用することができます。「イランの薬草」という本は、イランの850種類の薬草の特徴を完全に紹介したもので、イラン森林協会の植物学者であるヴァリオッラー・モザッファリヤーン博士によって発行されました。
この本には、植物の学名、ペルシャ語名、特徴に関する情報と共に、イランや世界における分布図とカラーの画像が掲載されています。また、薬草とその効用、使用方法が説明されており、薬草の利用方法が段階的に挿絵と共に述べられています。この本の特徴のひとつは、薬草の全ての写真が、この本の編集者によって撮影されていることです。
この本には次のようにあります。「イランには8000種類の植物があり、それぞれが独自の創造物だと言うことができる。例えば、小麦と大麦はそれぞれ異なる創造物である。イランには、10種類近い小麦や大麦があり、そのうちの1種類を除いて自生している。イランは植物の生育の点で、非常に豊かで多様性があり、北部の森林、南部の熱帯地域の森林、オマーン海やペルシャ湾の沿岸、中部の高原のそれぞれが、特別な生育地となっている。これに加え、装飾用の植物としても何種類かがイランに入って来ており、その多くは東南アジアや中国、韓国、日本からのもので、イランの気候に順応させることができた」
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