イラン大統領、カタールとの関係拡大を強調
6月 26, 2017 16:04 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、カタールのタミム首長と電話会談し、イランの政府と国民は、カタールの政府、国民と共にあると強調し、イランの政策は、これまで以上にカタールとの関係を拡大することだとしました。
ローハーニー大統領は25日日曜、タミム首長との電話会談で、断食明けの祝祭に際して祝辞を述べ、「カタールに対する経済支援と、とりわけ民間部門における協力の拡大は、イランとカタールの共通の目的だ」と語りました。
さらに、圧力、脅迫、制裁などは地域諸国間の問題解決の正しい手段ではないと我々は考えている、としました。
また、カタール政府との協力について、継続的な協力であるというのがイランの見解だとしました。
さらに、対話を通じた問題の解決に関して期待感を表明し、「イランは地域の平穏に必要なあらゆる事柄を行うために、支援を行う用意がある」としました。
ローハーニー大統領は、地域の一部のアラブ諸国によるカタールの封鎖を批判し、「常に兄弟のような近隣諸国であるカタールに対して、イランの陸、海、空は開かれている」と強調しました。
タミム首長もこの電話会談で、イランの政府と国民のカタールの政府と国民に対する支援に感謝し、「イランとカタールの関係は拡大しており、カタールは両国の関係を全面的に拡大する用意があると共に、イスラム世界の問題解決に向けた協力の準備がある」と語りました。