イランとフランス・トタル、48億ドルの天然ガス協定に調印
7月 04, 2017 15:31 Asia/Tokyo
イランの国営石油会社とフランス・トタルなどの国際コンソーシアムが、48億ドルの天然ガス協定に調印しました。
イルナー通信によりますと、イランの南パールスガス田フェーズ11の一部の開発協定が、イラン国営石油会社の関係者、トタルと中国国営石油会社、イラン・ペトロパールス会社の最高経営責任者の間で3日月曜、調印されました。
この協定の実施により、南パールスのカタールとの共同ガス田からのイランの可採量が、日量5600万立方メートル増加します。
南パールスのフェーズ11の開発合意書は、2016年11月、イラン国営石油会社とフランス・トタル、CNPC、ペトロパールスで構成される国際コンソーシアムによって調印されました。
イランのザンゲネ石油大臣は、南パールスガス田フェーズ11の開発協定の調印式で、「イラン政府は、トタルやロシアの企業との戦略的な関係を続けていく」と語りました。
また、「イランは石油産業の歴史の中で、世界におけるエネルギーの安全確保を追求してきた」としました。
南パールスガス田は、世界最大のガス田で、ペルシャ湾のイランとカタールの国境線上に位置しています。
このガス田の埋蔵量は、世界全体の天然ガスの埋蔵量の8%を占めています。