イラン司法関係者、「イランの麻薬密輸対策は人権の尊重に相当する」
7月 13, 2017 18:39 Asia/Tokyo
イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディー国際局長が、密輸業者がイランの近隣諸国から、イランを経由してヨーロッパに麻薬を密輸しようとしていることに触れ、イランの麻薬密輸対策は、人権の尊重に相当するとしました。
イルナー通信によりますと、ガリーブアーバーディー局長は、12日水曜夜、イラン南部のシーラーズで、イランでは、世界各国で摘発されているのと同じ量の麻薬が発見されているとして、イランは世界最大の麻薬生産国(であるアフガニスタン)と国境を接しているとしました。
また、イランはヨーロッパへの密輸ルートを放置することもできるが、イランにとって、ヨーロッパ市民の命も重要だとしました。
さらに、イランは世界における麻薬密輸対策の前線として、3500人以上の殉教者と、それを上回る負傷者を出しているが、麻薬がイランから移送されるのを許していないとしました。
ガリーブアーバーディー局長は、イランの死刑に関する西側諸国の人権の主張に触れ、イランで執行される死刑の90%は、麻薬密輸を理由としたものであり、彼らは麻薬を広めることにより、社会を滅ぼしているとしました。