EU、「モゲリーニ上級代表のテヘラン訪問は非常に有益だった」
8月 06, 2017 18:21 Asia/Tokyo
EUが、モゲリーニ外務・安全保障政策上級代表のテヘラン訪問と、イラン政府高官との会談は、非常に有益だったとしました。
モゲリーニ上級代表は、4日金曜、イラン大統領の就任宣誓式に出席するためにテヘランを訪問し、5日土曜のこの式典に出席すると共に、ローハーニー大統領、ザリーフ外相、ヴェラーヤティ最高指導者国際担当顧問と会談しました。
モゲリーニ上級代表の事務所は、5日、声明の中で、「イラン政府高官との会談では、核合意は地域や世界の安定を保障するものになるとされ、IAEA国際原子力機関の報告や制裁解除に関する経済的な効果が、核合意実施の正しい方向性を示す2つのしるしだと強調された」と語りました。
モゲリーニ上級代表は改めて、EUによる核合意の遵守とその完全かつ効果的な実施の必要性を強調しました。
モゲリーニ上級代表事務所の声明によれば、今回の会談では、さまざまな分野におけるイランとEUの関係や地域情勢、特にシリア情勢に関して話し合いが行われたということです。
ローハーニー大統領は、モゲリーニ上級代表との会談で、「イランは常に、核合意の実施を遵守しており、相手側がそれに違反しない限り、自分たちの取り決めを履行する」と語りました。
ヴェラーヤティ公益評議会戦略研究所所長も、5日、テヘランでモゲリーニ上級代表と会談した際、トランプ大統領は、日々、核合意に関して新たな発言を行っているとし、「イランは、核合意について透明に行動してきた。EUやヨーロッパ諸国は、この問題やシリア、イラク、イエメンの危機の解決において、より論理的な政策を取る必要がある」と述べました。