イラン大統領が、トルコ大統領、カタール首長と電話会談
9月 01, 2017 16:18 Asia/Tokyo
イランのローハーニー大統領が、トルコのエルドアン大統領、カタールのタミム首長と電話会談しました。
ローハーニー大統領は31日木曜、エルドアン大統領との電話会談で、イラクとシリアにはまだ完全な治安が確立されていないことに触れ、地域問題の解決のための、両国の協力の強化と対話の増加の必要性を強調しました。
また、「イランは一部の分離主義者への傾倒やペルシャ湾の問題について、決して地域の平和と安定のためにはならないと見ている」と述べました。
さらに、ミャンマーのイスラム教徒の悲劇に遺憾の意を示し、「イランは世界中のイスラム教徒に対する抑圧を非難する」と語りました。
エルドアン大統領も、この電話会談で、ミャンマーのイスラム教徒に対する抑圧に遺憾の意を表明し、「イランとトルコの協力と連帯の強化は、地域の問題を解消する上で、重要で、価値がある」と語りました。
ローハーニー大統領は31日夕方、タミム首長とも電話会談を行い、「イランはカタールに経済的、政治的な制裁を行使する中での、一部のアラブ諸国の行動は公正ではなく、これは地域諸国間の緊張を増すことになると考えている」と述べました。
タミム首長も、「カタールはイランとの関係を全面的に強化することを望んでおり、この関係拡大は両国と地域にとっての利益となる」としました。
また、公正さの欠如したカタールに対する制裁の中で、カタールを支援するイランの原則的な立場を評価し、「カタールの政府と国民は、この制裁に反対し、カタールに対して陸、海、空を開放していることに感謝している」と語りました。